珈琲焙煎所 旅の音

京都左京区の住宅地の中にポツンとある小さな焙煎所の物語。

旅のコーヒーゼミ 始動

 

京都に来てはや1年。お店ももうすぐ一歳。

 

 

毎日目まぐるしく人と出会い続けている今。

 

先日は京丹後からわざわざご来店頂き、お店で使われるオリジナルブレンドのコーヒー豆のご相談を。

 

カニやアワビなどの海産物が豊富でオーシャンビューで料理やカフェタイムが楽しめるという。良いなあ。ブレンドが完成したら一度飲みに行きたいなあ。

 

 

滋賀で焙煎所をしていた時は、こんなにも人と出会うなんて事は無かったし、コーヒー豆をWEBSHOPで購入してもらっても郵便で送るだけだった。

 

 

ニュークロップの香味高い状態だったり、同じ国でも農園が変わって香味が変わったりしても伝えるツールは文面しかなかった。

 

 

お店で生産地やコーヒーの多様性、楽しさを伝えたいと思い、去年は開業の次月からすぐにワークショップを始めた。

 

生産地の映像や、コーヒーが出来るまでの過程、香味の違い、抽出の仕方。

 

 

 

去年は要望が多かったドリップ実践がほとんどで、生産地について一つ一つ段階を組んで説明できる機会はなかった。

 

スペシャルティコーヒーに掘り下げて詳しく話すと「農業」に行き着くので、人が集まってくれるのだろうかという不安もあった。

 

でも年末から年始にかけて、「ワークショップの1年間のスケジュールは出ますか?」という方や、「去年受けた内容と別の内容での開催はありますか?」という問い合わせを沢山頂いて。

 

ちょうどその話を、いつもお世話になっている京都天狼院さんでお話したら「うちでやりましょう!」となり今回の開催が決まった。

 

 

やるからには実りのある内容に。

「あ〜コーヒーって難しいね」とか

「知れば知るほどわからないね」なんて事にはしたくないなあ、と、。

 

 

楽しかったね+@になるように。各々+@を持ち帰ってもらえるような内容に。

 

 

そうなると、今までのワークショップではできなかった、より生産地を身近に感じてもらえる内容にしよう、と思った。

 

今飲んでいるコーヒーが元は赤い果実だった事から話そう。

 

なぜ香味が違うのか、精製って?焙煎って?抽出って?

 

一つ一つ紐解きながら、視点を変えながら、

コーヒーの世界を存分に楽しむ。

 

 

コーヒーの生産地に「旅」した気持ちになれるような。

 

 

それが今年から始まる

 

「コーヒーゼミin京都天狼院」

 

 

ゼミでも固い講義ではなくて。

 

ワークショップより説明や映像を交えて、より生産地に着目点を置いた内容で、

コーヒーの楽しさの幅を広げることを1番の目的にしたい。

 

 

今回はテキストも用意。

 

第1回は2月10日「産地ごとの香味とストーリー」

第2回は3月10日「精製法で変わるコーヒーの香味」

第3回は4月14日「焙煎度で変わるコーヒーの香味」

 

第4回は5月12日「カッピング で香味の違いを理解して、コーヒーを表現してみよう」まとめ

 

全てカッピング 付き

 

 

と続いて、どれも一回完結の内容なので単発参加ももちろん可能だけれど、全部のテキストを繋ぎ合わせると一つの「本」が出来るような流れ。

 

 

 

というわけで、旅の音の「コーヒーゼミ」いよいよ始動します。

 

 

 

旅の音店舗のワークショップとしては昨年同様抽出実践や、

天狼院さんで開催内容を追いかける形で時期をずらして開催予定。1月24日「飲み比べて知るコーヒーの生産地」

 https://www.facebook.com/events/902913166553402/?ti=icl

 

  

 一周年もお陰様で間近。

 

2月1日〜4日はコーヒー豆の大セールをしますよ。色々とお楽しみもご用意します。是非。 

 

総括とこれから

 

1年が終わりました。

 

あっという間ですね。去年のこの時期はまだ店を工事して平日は会社で働いていました。

 

そわそわしながら元旦を迎えていました。

 

 

2月オープン当初は想像通り、人通りも全くなくお客さんも少なく、とにかく色々な種類の豆をほぼ毎日焙煎しました。

おそらく今年で通算100種類以上の豆を焙煎したと思います。(店に出したのは15種ほど)

 

シングルオリジン(単一品種)のみでのスタートした事は良かったと思います。お客さんと一緒に入れ替わりを楽しめるし、「コーヒーって農園でこんな違いがあるんやね」と多くの声を頂きました。

 

違いの楽しさを伝えながらそれぞれ「一つの飲み物」として美味しさを追求する事。

どの豆にどの焙煎具合でアプローチをしていくか、産地の個性と甘さのバランス、余韻の長さ、、

 

常に世界中の農園の豆と会話をするように、数秒のポイントをそれぞれの豆で見つけ出す毎日でした。

 

夏にメディアに取り上げて頂いた時、誰よりも喜んでくれたのが地元の常連さんたちでした。

「雑誌見たよ〜。よかったなあ」と声をかけてくださいました。でも皆さんのおかげなんです。

 

「〇〇さんに聞いて来ました」「〇〇さんがすごくおすすめしてたから来ました」

そんなお客さんが本当に多いのです。

 

多くの方に支えられて今の旅の音があります。

 

これからもお店をより良くし、「今日も来て良かった」と心から思って頂けるよう、一歩一歩前に進めていきます。

 

 

 

あと、一つのご報告があります。

来年から開業支援、農園訪問、コーヒーワークショップをより進化させ、

 

「旅のコーヒーゼミ」を始動します。

 

農園についての報告、抽出方法、品種、飲み比べ、焙煎、等様々なテーマで各地で開催予定をしております。コーヒーの可能性と楽しさを多くの方に伝え共有できればと考えています。

 

詳しくは後日お知らせしますね。

 

 

 

また開業支援につきましては春に1店舗決まっておりますが、3月以降でしたら内装デザイン、カフェメニュー、仕入れ先ご紹介、抽出指導等もお手伝いできますので、お気軽にご相談下さい。

 

 

 

 

今年も元旦から滋賀は寒いです。お店は6日から通常営業します。

新しい豆やメニューも1月に登場予定です。

 

 

またお店でお会いしましょう〜。

農園から見るコーヒーの世界

 

今月20日に、LIGHT UP COFFEEより
林さんをお迎えして、今年の夏に彼女が訪れたインドネシア、バリ島のコーヒー豆の産地報告会を旅の音で開催しました。

 

現地の映像を流しながら林さんのお話を聞きに、30人弱の人が旅の音に集まり、当日は大盛況となりました。

 

私も訪れたことがある「コーヒー農園」と、今回の映像でみる農園はまた違った印象を受けました。

 

まず設備。精製に必要であろう水路や機械がほぼありませんでした。

 

水洗式の精製では、まず摘んだコーヒーチェリーを選別して小さなバケツで手洗い、そして果肉を剥きます(パルパーと呼ばれる果肉を削ぐ機械)。



発酵が終ると、豆を水洗いをするのですが、なんとザルに豆を擦り付けてゴシゴシ手で洗います。

通常の農園は大きな水槽の中で洗ったり、機械で洗ったりするのですが、ここでは全員でバケツを持って洗っていました。

 

これだけで何時間もかかる大変な重労働です。

 

洗い終わったコーヒー豆は乾燥ベッドに薄く広げられます。通常は2週間ほどで乾燥は終わるのですが、今年は悪天候で1ヶ月かかっても乾燥せず、品質は悪化したということです。

 

 

気候変動という大きな障害と、農業の大変さをひしひしと感じました。

 

その1つ1つの問題に対策を打ち、何年クオリティを少しずつ上げていく農家さんの地道な努力があり、高品質のスペシャルティコーヒーは日本へ出荷されます。

 

この「クオリティを上げる」事が本当に難しいのです。

 

日本の僕たちロースターが求める味と、現地での作りやすさ、現地の人の今までの価値観、伝統を踏まえて農業を支援することは、細かくコミュニケーションをとって同じベクトル、同じ思いで味作りに励む必要があります。

 

それにはきちんとした人件費や対価を払う必要があります。ですが、対価を払えば美味しいコーヒーを作ろうとしてくれるかというとそう簡単にはいきません。

 

一度訪問して農業支援をしたとしても、次行った時にまた元どおりになっていた なんてことも珍しくないのです。

 

現地の人の生活バランスと味の追求を同時に進めてこそ、美味しいコーヒーに近付いていくのです。


農園から見るコーヒーの世界を覗いてみるとまず「農業」の現場が見えます。

 

林さんも農家さんとのコミュニケーションの難しさを語っておられ、僕も訪問した時に同じような事を感じました。

 

しかし、コミュニケーションを細かくとってお互いが信頼関係ができた時、「こんなコーヒーが欲しい」という目標に向けて、共に進む事が出来ると思っています。

 

「ダイレクトトレード」

フェアトレード

 

 

言葉だけひとり歩きしていいように使われていますが、その言葉の中に生産地の想いは反映されているのでしょうか。

 

美味しいコーヒーには、何故美味しいのか生産地に1つ1つストーリーが必ずあります。

 

そのストーリーを来年も多くの方に伝えて、丁寧に焙煎していこうと、改めて思う機会となりました。

 

 

 

林さんどうもありがとうございました!

現地での詳しい体験談も、ライトアップコーヒーで是非聞いてみてくださいね。

某ドラマ

 

新年の某サスペンスドラマに旅の音がロケ地として使われています。

 

店主も少し写り込んで、少し声を発しています。(カットされてなければ)

 

 

放送は1月の中旬です。また改めてお知らせしますね。(かなり恥ずかしいですが)

 

 

 

今週日曜はいよいよ岡崎公園にてみちくさマルシェ!天気どうかな〜晴れるといいですね。

 

9時〜16時までです。

今回、クリスマス前ということで、みちくさマルシェ限定で小さなクリスマスプレゼントをご用意してみました。
.
マルシェで珈琲豆を200g以上ご購入の方に、旅の音店舗で使える「珈琲豆100g 無料券」を先着30名様にプレゼント致します。.
.

今週17日(日)皆様を岡崎公園にてお待ちしております!
.

 

 

当日は店舗も営業しております。17日は18時までの営業とさせて頂きます。

 

 

 

 

年末年始 27日 17時閉店

               31日 17時閉店

 

新年1日〜5日まではお休みです。

 

6日から営業しますので、よろしくお願い致します。

 

珈琲豆のまとめ買いや、冬ギフトのお申し込みは、年末はお時間頂きそうです。

 

お早めにどうぞ。

暮らしの傍に

 

久々に街中(四条)に繰り出すと、街が本当に忙しい雰囲気でした。

 

もうすぐ12月ですね。早い。早すぎる。

 

 

去年の今頃は、会社員をしながら旅の音の店舗工事をしていたのが嘘のようです。

 

平日は滋賀の会社に勤めて、夜は焙煎、土日は京都に来て工事。

 

そんな去年の11月。

 

扉が思ってるように付けれなかったり、焙煎機を滋賀のガレージから店に移した事で調整が長引いたり。

 

とにかく去年の今頃はドタバタを繰り返していた事を覚えています。

 

f:id:kitabett:20171115004002j:image

 

あれから一年。オープンして9ヶ月に入った旅の音。

 

オープンからずっと通ってくださっている常連さん、他府県からわざわざ目指して来てくださる方、地元の方、同業種の方。

 

いつも支えてくださってありがとうございます。 

ご来店頂くことも、もちろん嬉しいのですが、なにより嬉しいのは、自分が美味しいと思うものが伝わったと感じる瞬間です。

 

そんな瞬間が営業していると何回もあります。

 

交通の便も悪く、観光地からも遠い当店ですが、京都旅行のたびに寄ってくださる方や、珈琲豆をお土産で買って帰られて、そのままずっとWEBSHOPで珈琲豆の定期便を申し込んで頂いている方もおられて。

 

本当に嬉しく、有り難い限りです。

 

もうすぐお店も10ヶ月になろうとしています。冬の旅の音もどうぞよろしくお願いします。

 

秋の匂い

暑い日々が終わると急に寒さがやって来ましたね。

 

店の外の金木犀も、早々と地に落ちてしまってなんだか寂しくもありますが、ともかくコーヒーが美味しい季節になりました。

 

先月は何かとバタバタしていましたが、今月はじっくり焙煎しながら営業しております。

 

お店とWEBSHOPでは新登場の「ケニア ンダロイニファクトリー」が大人気となっています。

 

キャラメルのような甘い口当たりとカシスやブラッドオレンジのような瑞々しさ。是非一度お試しください。

 

 

 

冬スイーツももコーヒーに合う美味しいモノを考えています。

 

今月はワークショップのみですが、来月からは色々とイベントがあるので、お店の冬仕度もそろそろと

 

 

おいしい旅のマーケット大盛況でした。。

 

 

今日はキャシーさんと企画させてもらった「おいしい旅のマーケット」でした。

 

 

まず自分が普段仲良くさせて頂いている素敵なお店に声を掛けさせてもらって、その方々が紹介してくださった素敵な方々が集まっていって。。

 

 

気がつけば20店舗、3組のアーティストの面々となりました。

 

慣れない企画(というか初めて)で、どうなるか昨日まで正直とっても不安でした。

 

でも、開場すると本当に沢山の人に来て頂いて、あっという間に賑やかなマーケットになりました!

 

 

好きなお店達ばかりで他のお店回ろう〜と思ってましたが、結局回れず。。

 

でも、旅の音に入ってこられたお客さんの顔はとても明るくて楽しそうで。。何だかジーンとくるものがありました。

 

お店の常連さんも本当に沢山来てくださって、抱えていた不安はすぐに安心感に変わりました

 

 

オープンして8ヶ月の当店ですが、沢山の人の暖かさに支えられてこうして大きなイベントをさせて頂いています。

 

今回も「なんでも手伝うよー」と同じ入居者の方々に助けてもらったり、告知のお手伝いして頂いたり、心配してもらったり。

 

本当にみなさんのお心遣いに感謝です。

 

 

これからも、生活に根ざした楽しいイベントが出来たらいいなと思っています。

 

次回もやりたいです本当に。こんなにも沢山の人の楽しそうな顔や声に囲まれる事は今まで生きていて経験したことが無かったです。

 

人と人との繋がりは素晴らしいなと改めて感じる1日でした。

 

 

出店者のみなさん、ご来場くださったみなさん本当に本当にありがとうございました!!!

 f:id:kitabett:20171001201240p:image