珈琲焙煎所 旅の音

京都左京区の住宅地の中にポツンとある小さな焙煎所の物語。

ミャンマーで私が見たもの (現地での取り組み 前半)

さて今回はミャンマーでの現地での取り組みを。

f:id:kitabett:20190309174904j:plain関空バンコクヤンゴン→ヘーホへ飛行機で乗り継ぎ、標高の高いユアンガンまで車でさらに3時間弱。

 

ミャンマーこの時期は乾季で過ごしやすいといってもなかなかに暑いのです。。

 

海の向こうコーヒーの安田さん曰く、寒暖差が激しくて夜は気温が1桁になるとのこと。

 

宿泊地は現地の農家さんのトータルサポートをされている、社会的企業ジーニアスコーヒーが運営するゲストハウス。建物が可愛い。

 

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壮大な乾燥棚

 

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ミャンマーの農家さんが収穫したチェリーはここに集められて、精製、乾燥され輸出されていきます。

 

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ジーニアスの2階にあるラボで初日からカッピング。

7日間で美味しいマイクロロットを選定し、持ち帰る。農家さんの訪問とディスカッションもあるのでゆっくりはしていられません。

 

有志の農家さんを全てカッピング。「これはいい、だめ」という評価ではなく、このカップはどうしたら美味しくなるか、より良くなるか?をジーニアスを通して農家さんに繋がるようにコメントを付けていきます。

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収穫〜焙煎のどこで味が変化しているのか

なぜこんなベリー感が強いのか、発酵臭が強いのか、香味が大人しいのか。

カッピングを通してどの工程で味が変わっているのかをディスカッションして見極めなければいけません。

 

収穫時のチェリーの熟度なのか、乾燥のさせるタイミングが早かったり遅かったりしたからなのか、テロワールも含めて味に関わるポイントは沢山あり、カッピングした後にその農園に行かなければわからないままです。

 

ただ農園にいけばなぜその風味になるのかわかることも多くありました。      例えば農家さんが水分値が高いまま乾燥を終えていたりすると香味に顕著に表れます。

 

私たちは初日〜3日目くらいまでカッッピング→その農家さんの訪問→カッピング、調整を繰り返し

色々な農家さんに出会い話しました。

 

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村長のウーチョーティン。

コーヒーの栽培を村の人々に繋ぎ、広めていきたいと考えておられます。

他の農家さんをいろいろご紹介してもらいました。

 

マーマレードのような柔らかいオレンジ感があり、奥深い味わいでした。

 

 

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マチュトゥ

 

やる気満々の女性の農家さん。安田さんが先駆けてミャンマーにプロジェクトの説明に来てくれた時に、どうしたらいい?と前のめり気味にこのプロジェクトの

話を聞いてくれ、初めて精製にもチェレンジしてもらいました。

彼女の豆の風味は飛び抜けていました。

ネガティブに捉えると過発酵した香味なのですが、発酵感とバラの香水のような強い甘い芳香があり非常に面白い豆でした。

 

 

お父さん。 いい写真。

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 チャレンジとリスク

 

もちろん前向きな農家さんばかりではなく、難色を示す方もおられました。

いままでやったことのない精製にチャレンジすれば失敗のリスクも高まります。

 

チャレンジしてくれた農家さんをフォローすること。このチャレンジが良い流れとなって広まることをこのプロジェクトの目標の一つとしています。

 

ただここまで訪問した農家さんは収穫が半分終わっていたりして、日本に持ち帰る十分な量は作れなさそうとのことでした。

 

本プロジェクトで約1トンの仕入れを予定しているので、他の農家さんの訪問を続けることに。

 

はたして今年マイクロロット作りはできるのか?

見通しがたたず、すこし不安を抱えながら現地での前半を終えました。

 

 

ちなみに夜はお湯が出なくなり、少々震えながら寝ます。

 

 

後半へつづく

 

 

ミャンマーで私が見たもの (生産地報告会を終えて)

先日のミャンマー生産地報告会ではなんと50名ほど応募があり、小さい旅の音の店内に40人くらいぎゅうぎゅうの報告会となりました。

 

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スライドショー、現地での映像(結構頑張って作った)、農家さんのインタビューを流しながら、先日載せた「マイクロロットを作る意味」、現地での取り組み、プロジェクトのこれからを、海の向こうコーヒーの安田さんと紹介させてもらいました。

 

「現地でのとりくみ」「farmers Prideプロジェクトのこれから」


はまた次回書くとします。

 

 

トークセッションが終了し、

その後は紹介した各農家さんのカッピング!!(40人いるのでなかなか順番がまわって来ない)

 

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現地で農園を見た時、カッピングした時、この豆はきっとみんな喜んでくれる!

と現地では思ったものの、帰国して私たちの取り組みは、どんな反応があるのだろうと少し不安もありました。

 

たくさんの生豆を、誰にどんな風に届けていこうか色々悩んでいましたが、この産地報告会を終えて「買ってよかった」と心から思いました。

 

終了後「予約します!」とか「私にもできることありますか?」とうれしい反響を頂けてとても嬉しいかったです。

農家さんに日本にはこんなにコーヒー好きな人たちがたくさんいるんだよ。

あなたたちのコーヒーを待っているんだよ、と来年伝えることができそうです。

 

顔が見えるコーヒーの第一歩

 

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このプロジェクトを通して、果てしなく遠い国からとどく生豆。

そんな、なんとなく遠い存在の生産地をより身近に。

 

親戚のおばちゃんが丹精込めて作ったすごくおいしいコーヒー。

それくらい身近に私たちが扱うペシャルティコーヒーを見てほしいなと思っています。

顔が見えるってのはそういうことなんじゃないかな。

 

スペシャルティコーヒー=誰がどんな風に作ったか明確にわかるコーヒー

〇〇農園 エリア〇〇 これだけの情報をただ記載するだけでは、誰がどんな風に作ったかまで明確にはわからないと思っています。

 

農家さんの顔も。チェリーの摘み方も、その想いも背景も。

私たちが伝えていかないと、この先も全然わからないままかもしれない。

 

「あ、この農家さんのおいしいよね」と野菜や果物みたいに、コーヒー生産者の努力が美味しさや価値に変わって、沢山の人に届く瞬間を見てみたい。

 

扱う全ての農家さんの訪問は難しいけれど少しづつ。

 

そんな第一歩。

 

私たちと、顔が見えるコーヒー始めませんか。

 

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次回は現地での取り組み、farmers Prideプロジェクトのこれからを。

 

 

 

ミャンマーで私が見たもの (マイクロロットを作る理由)

随分遅くなりましたが、1月に約8日間に渡りミャンマーのコーヒー生産地へ渡航した時の話を。

 

今回はただの訪問でなくあるプロジェクトを背負って渡航しました。

 

「Farmer's Pride プロジェクト」

アジアのコーヒー農家さんに寄り添った素晴らしい活動をされている

「海の向こうコーヒー」さんと始めたこのプロジェクト。

 

今回訪問したミャンマーユアンガン地区の農家さんの作ったコーヒーチェリーは、

一箇所に運ばれて、チェリーをまとめて精製を行なっていました。

 

このプロジェクトの主な内容は、有志の農家さんに、彼ら自身で収穫から生豆ができるまでの精製までお任せして、

誰がどんな風に作ったコーヒーなのかまでわかるマイクロロットを生み出そうというプロジェクトです。

 

 

なぜマイクロロットを作るのか

 

私がこれまで訪問してきたタイなどの小さな農家さんは、

「おいしいコーヒーをつくりたい!」というよりは

生活の安定のために、なるべく沢山のコーヒーチェリーを効率よく作り、それを仲買人に買い取ってもらう感覚でコーヒー作りをしている農家さんが多くいました。

完熟している豆以外も入っていたりします。

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それが悪いというわけではなく、生きていくための仕組みであることも理解しなけばなりません。

 

スペシャルティコーヒーを当店では専門に扱っていますが、その地域の仕組みを理解しないまま農家さんとトレードすることは生産地にとってリスキーで非常に危険なことです。

地域ごとの仕組みを尊重しながら品質向上、生活向上につなげることが一番大切です。

そして品質が安定するように責任をもって取引することです。

 

去年は買ったけど、今年はよかったからだめ、他を探そう。

では何の支援にもなりません。品質が維持できなかったときも私たちができることを探しながら、品質向上のために継続的に農家さんと向き合うことを大切にしたいと思っています。

 

おいしいコーヒー作りのために、まず農家さんに【どうすれば美味しくなるか】農家さん自身でイメージをしてもらい意識の向上を図ることが必要です。

 

このマイクロロットで目指す香味

このプロジェクトで作りたい香味はまとまっていない荒々しさと個性。

農家さんが上手に精製すればそこだけの香味個性が生まれます。

 

その農家さんの魂を、私たちは日本になるべくたくさん持ち帰りたいと考えました。

そして私たちだけが取り扱うのではなく、

全国のロースターのみなさんにたくさん生豆を、お届けしたいとおもっています。 

 

1店舗しかない旅の音だけが扱うより、多くの方にその香味を試してほしい。

そしてミャンマーの農家さんの意識向上、品質向上につなげていきたいと考えています。

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次回はミャンマーについてから現地での取り組みを。

 

今月23日の報告会ではより、詳しく映像を使ってお話します。

www.facebook.com

 

 

 

 

クラウドファンディングたくさんのご支援ありがとうございました!

花ようかんのクラウドファンディングが終了しました!

 

本当にたくさんのご支援ありがとうございました!

 

今までにない和菓子、さらに「スペシャルティコーヒーと合わせる和菓子」ということで皆様の反応はどうなるのだろうか当初は不安だったのですが、なんと初日に目標額を達成。

 

その後も多くの方にご支援頂き、みなさまのおかげで「コーヒーゼリーの花ようかん」を商品化して世に送り出すことができました!

 

 

現在、珈琲焙煎所旅の音と七條甘春堂の本店での販売となっていますが、今後は超過分の資金を元にして、花ようかんとコーヒーのギフトボックスを展開していく予定をしております。(10月発売予定)

 

 

また今後は通販等で、遠方の方にも楽しんでいただけるようにと考えております。

 

 

みなさまのご支援のおかげで生まれた商品。

花ようかんを今後も多くの方に楽しんでいただけるよう進めていきます。

 

本当にありがとうございました!今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

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おかげ様で花ようかん商品化決定!!

花ようかんの商品化が決定&リターンのお届けについて
進捗状況をご報告します。

コーヒーゼリーの花ようかんは七條甘春堂さんと商品化に向けて着々と準備を進めております。


初日で達成した事もあり、9月上旬に店頭で発売が開始できそうです!

【皆さまへのリターンのお届けは9月上旬〜中旬を予定しております。店頭受け取りの方は、お手数ですがご連絡をお願い致します。
店頭受け取りをして頂ける方には、ドリップパックをプレゼントさせて頂きます。】


9月上旬に珈琲焙煎所旅の音と七條甘春堂本店で同時発売予定です。



達成後も続々とクラウドファンディングのお申込みありがとうございます。

お陰様で早割コースは売り切れとなりました。

4000円コースのペアリングを楽しむ会&トークイベント
(9月12日、15日開催)ですが、

来場者皆様にオリジナルブレンド「餡香」のコーヒー豆をお土産としてプレゼントさせて頂きます。

当日は花ようかんと、花ようかんの為の限定ブレンドを旅の音でゆっくりお楽しみいただければと思います。

(ペアリング会には、花ようかんの製作に関わって頂いた方々にもご参加頂く予定です。どなたでもお気軽にご参加くださいませ。)


今後も進捗をご報告させて頂きます。

よろしくお願い申し上げます。
 

クラウドファウンディングいよいよスタート!!!

 

老舗和菓子店七條甘春堂とのコラボで

コーヒーゼリーの花ようかん」を作りたい! プロジェクト

www.makuake.com

いよいよ本日からスタートしました!

 

多くの方に花ようかんの美味しさを知って頂きたい!コーヒーとの相性の良さに驚いて頂きたい!という思いから通常で購入するよりお得になるようにたくさんのリターンをご用意しました!

美味しさを信じてご支援いただいた方には大奮発のお返しを!(最大4000円お得に商品がお手元に届きます)

 

 

まだ始まったばかり!

ですがプロジェクト達成のためには最初に多くの方に知って頂くことが必要です。

 

みなさまのシェアが本当にありがたいのです。どうぞシェアをお願いいたします!

 

コーヒーショップと和菓子店の異色のコラボ「コーヒーゼリーの花ようかん」を作りたい

 

老舗和菓子店との異色コラボで【コーヒーゼリーの花ようかん】を作りたい!

旅の音 新商品発売にあたってクラウドファンディングに挑戦します!!

コーヒーゼリーの花ようかん】

 

今回、なんと知る人ぞ知る京都の老舗和菓子の名店「七條甘春堂」さんにご協力頂き、現在コラボ商品として製品化に向けて進めています。

この当店のコーヒーゼリーパフェはTV(ちちんぷいぷい)や雑誌leafの表紙等で取り上げていただいたこともあり、今やすっかり当店の名物メニューとなっております。

そんな人気のコーヒーゼリーを持ち帰ってお家で食べたい!という方や、通販で販売してほしいという声を販売当初から多く頂きました。

しかし、ゼリーが溶けてしまう為、残念ながら全てお断りしていました。

そんな中、ある方のご紹介で知ったのが京都の老舗和菓子の名店「七條甘春堂」さん。

 

七條甘春堂さんの色とりどりの鮮やかな羊羹を頂いて衝撃を受けました。

素材の味を一番にされながら、見た目でも楽しめる本当に美味しい羊羹でした。

その時ふと、「うちのコーヒーゼリーパフェを、七條甘春堂さんの羊羹で表現できないだろうか。」と思い、そのままの気持ちを思い切って七條甘春堂さんの社長さんへ直談判。

すると「これまでに無い新しい発想で、面白いから一回作ってみよう」

とまさかの承諾。

 

こうして新商品のコラボ開発が始まりました。

 

コーヒー豆の選定や、餡とコーヒー、フルーツとの香味のバランス調整を繰り返し5ヶ月。

こだわり抜き完成したのが、旅の音のスペシャルティコーヒーをふんだんに使用し仕上げた   

コーヒーゼリーの花ようかん」

上層に爽快感溢れるミントゼリーと熟成ラズベリー

中層はミルク羹、羊羹、そして特別なコーヒーゼリー

 

 

味は勿論ながら、ここまで美しい層を作れるのは老舗名店七條甘春堂の職人技あってこそ。

包丁を入れると現れる芸術品のような三層の見た目は誰もが「美しく可愛い」と思うはず。

ぷるんとした食感の中にコーヒーの華やかさとコク、それを支える羊羹。食べる順番で味が楽しく変化するまさに「パフェ」のような羊羹。

 

ちょっと大人な不思議で美味しいスイーツと過ごす時間。

この羊羹にはお茶もいいけれど、おすすめのペアリングは美味しいコーヒー。

華やかでコクのある羊羹と、果実のような風味があるスペシャルティコーヒーはとても相性が良いです。

 

今回花ようかんのラベルのデザインをうちのロゴもお願いしているデザイナー  yumi taniguchiのオリジナルパッケージ。

 

パッケージ、中身共に本当に素晴らしいものが出来上がっていますが、販売までひとつ大きな山があります。

 

それが初期製作分の加工費。

 

このコーヒーパフェを表現した「コーヒーゼリーの花ようかん」を多く製作するには多くのロットで作るため多額の加工費が見込まれます。

ここをクリアしなければ皆様にこの素晴らしい羊羹をお届けすることができません。

販売するお値段を高くして販売してしまうのは簡単です。

 

しかし

「おうちカフェのお供」に。「京都の新しいお土産」に。

 

このこだわり抜いた「花ようかん」を気軽に楽しんで頂きたいと思っています。

 

 

今回Makuakeというクラウドファンディングサイトを使って皆様に支援を募ります

 

リターンは支援金額よりお得になるように6種類ご用意しました。(通常販売額より3000円ほどお得なセットもあります)

 

 

この花ようかんプロジェクトを多くの方にまず知って、共感していただけたらこの情報の拡散をしていただけたらとても嬉しいです。

 

クラウドファンディング開始は8月5日(日)〜9月10日(月)

ページ公開とURLはまた後日お知らせします!

 

 

旅の音が七條甘春堂とコラボでコーヒーゼリーの花ようかん】を作り

【8月5日からクラウドファンディングで支援を募ります】。

 

シェアしていただけますと幸いです。

皆様どうぞよろしくお願いいたします。